『相愛えろ期』キャストインタビュー
山中真尋さん(児島 充役)興津和幸さん(花江太郎役)武内 健さん(谷原瑛生役)福島 潤さん(小川聡史役)
阿部 敦さん(市ノ瀬 恒役)、佐藤拓也さん(岸 竜平役)


後列左から後輩役 浅利遼太さん、クラスメイト役 前田愛美さん、桜木アミサさん、小西恭平さん
前列左から 花江太郎役 興津和幸さん、児島充役 山中真尋さん、谷原瑛生役 武内健さん、小川聡史役 福島潤さん


山中真尋さん(児島 充役)興津和幸さん(花江太郎役)武内 健さん(谷原瑛生役)福島潤さん(小川聡史役)

――収録のご感想をお願いします。

山中さん:今回も方言は大変でした(苦笑)。頭高とか中高とかのチェックだけじゃ足りなくないですか?
興津さん:段階が複雑だよね。
山中さん:4段階くらいあるような気がします。台本にチェックを入れるんですけど、上がる下がるだけじゃ
なんか足りないような気がして、そういうところでも苦労しました。でも方言に気を取られ過ぎて芝居が疎かになってはダメなので、
そうならないように気をつけたつもりです。ちゃんと表現できていたらいいなと思いました。そして何より嬉しかったのは、
充くんをまた演じられたことですね。これも応援して下さった皆さんのお陰だと思いますので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
※「あたまだか」「なかだか」。アクセントが単語の頭になるのか、真ん中になるのか。

興津さん:見事なえろ期でした。
一同:(笑)
興津さん:見事にえろ期でした。
山中さん:そうですね。
興津さん:ええ。こんなにえろ期だとは夢にも思わず。とは言っても太郎のプライベートな部分もちゃんと描かれていて、
まさか親父があんなところであんなことになっているのはびっくりしました。少しでも太郎の複雑な感情を表現できていたら
いいなと思います。以上です。えろ期でした。

武内さん:僕は割と後日談みたいなものが好きで、この『相愛えろ期』もすごく贅沢な『純愛えろ期』の
後日談のように思えました。瑛生の成長も見られたし、さとるも独り立ちして……。
福島さん:さとし、さとし。
武内さん:ああ。
一同:(笑)。
福島さん:聡史!
武内さん:聡史。
福島さん:間違えないで。今日何回も呼んだでしょ。
興津さん:時間が経っちゃったから。
武内さん:まあ聡史もね、独り立ちして東京でADをやる……。
福島さん:やってない、やってない。
武内さん:僕ら以外のカップルも、それぞれ色々ありつつも青春を謳歌している姿をまた見られたので、すごく好きな作品です。

福島さん:さとるです。
一同:(笑)
福島さん:間違えた。聡史です。出会った時からエーちゃんに振り回されてばっかりだなと思うんですが、
今回もエーちゃんもぶれないし、聡史もぶれない。でもそのお陰で数学とか勉強し始めたので、良かったかなって。
武内さん:良かったねー。
福島さん:エーちゃんも夢を見つけてくれて良かったかなと。前はケンカもしましたけど、今回はいっぱい絡めたし。
武内さん:ずっとほのぼのとした感じでね。
福島さん:他のチーム達となんか空気感違うなと思いながら、僕らはやっていた気がします。
山中さん興津さん:(笑)
武内さん:最初「あれ? こんな真面目な作品でしたっけ?」「僕達だけ違う作品なのかな?」って思いましたね。
福島さん:そうそうそう。おかしいなって。
武内さん:僕らはスピンオフかな? って。
興津さん:いえいえ、仲間達ですよ。
山中さん:(笑)
福島さん:(コミックス裏表紙に)僕のキャラはやんちゃでウブな男前で、瑛生さんはのんびり屋でおバカさんって
書いてあるんですけど、そんな二人の掛け合いとか、二人で出す空気感がとても楽しくて心地よくて、面白かったです。


――演じたキャラクターのご感想をお願いします。

山中さん:充くんは太郎に対して一歩前進したと言うか、素直になれたと言うか、今作の中だけでも充くんが
自分の気持ちを認めたところが……。
興津さん:好きになった!?
山中さん:モノローグだけだったけど(笑)。でもその気持ちを充くんが認めたのは大きな変化だなって。
興津さん:えろくなった!
山中さん:それは太郎くんのせい(笑)
一同:(苦笑)
興津さん:それでえろくなった。
山中さん:えろくなった。
興津さん:良かった。
武内さん:流石えろ期。
山中さん:もうすっかり開発されて。
興津さん:ちょっと、言葉選んで!
山中さん:(笑)。でもなんか充くんが幸せになれそうな気がしてきました。
興津さん:マジで!?
山中さん:そんなことない? これから大変な障害はあるかもしれないですけど。
興津さん:大変な障害ってなんだろう(笑)
山中さん:前作でも太郎が来てくれて良かったと思ったんですけど、今回は太郎くんとちょっと通じ合った感じがあって、
「よかったね、みっちゃん」とすごく思いました。
興津さん:通じ合いました?
山中さん:そんなことない? 一方通行?
興津さん:デステニー感じちゃいました?
山中さん:デステニー……。押すって大切ですね。
武内さん福島さん:うん。
興津さん:押すのは大切ですよ。
山中さん:じゃあデステニーを感じたということで。ありがとうございました。
興津さん:デステニー感じていただけて嬉しい。嬉しい。いつもツンツンされて。
山中さん:今回はちょっと充くんの方から攻めたり、強く出たり。
興津さん:だからもし次回作があったとしたら……。

山中さんリバですね!
興津さん:声でかい!
一同:(苦笑)
山中さん:今なんじゃないかなって(笑)
興津さん:次こそリバ。
山中さん:だって他の方々はリバしてますもん。
武内さん:あ、なんかすいません。
山中さん:(笑)
興津さん:でもリバじゃないけど浮気したじゃん。
山中さん:あ!
興津さん:誰でも良かったんだって言って、次から次へと行こうとして、どこにも行けないヘタレ野郎だったじゃないか。
山中さん:まあまあ。
武内さん:痴話ゲンカはやめて下さい。
山中さん:(笑)
興津さん:もうリバする覚悟をしっかり胸に刻んだわけですか? 決めたわけですか?
山中さん:僕的にはそうですけど、お客さんは……。
武内さん:リバをしようとしてできない。そういうパターンですよ。
福島さん:ああ(納得)
山中さん:そっち?
興津さん:最初はいい感じなのに。
山中さん:結局。
武内さん:しそうになってできない。
山中さん:これは先生の匙加減。
武内さん:次第ですよね?
興津さん:先生がにやにやしてる。(彩景先生に)リバできそうですか?
――(彩景先生)途中まで頑張った。
山中さん:あれ、じゃあ。
――電子配信分で途中まで充が攻めていた作品があります。
武内さん:読みました。
福島さん:流石。
興津さん:ぜひ電子書籍をまだ読んでいない方は読んでいただいて。
山中さん:それを音声化すればいいですかね。
興津さん:それだとリバできないよ。
山中さん:そうですよね……。(電子配信分の)更におまけと言うか、その後があればいいわけですね。
今度は最後まで頑張ったものが。
興津さん:山中さんはぜひリバがしたいと。
山中さん:充のリバが見たいという要望は、彩景先生とメーカーさんに届けていただいたら実現するかもしれないよ、
ということでよろしくお願いします。
興津さん:リバされませんけどね。させませんけどね。
山中さん:くそっ(苦笑)
興津さん:僕も貴重な攻なんで。
山中さん:貴重な攻(笑)。

興津さん:今回飄々と大変なことをこなして帰って来た太郎ちゃんでした。その(原作には)描かれていない部分で
何かあったというのを、ちょっと出してみようと思ったんですが……出てないかな。
一同:(笑)
興津さん:阿波弁の「てつだったろ」と「てつどったろ」で迷いました。掴みどころのないキャラですけど、
前回よりは掴みやすくなったんじゃないかと。あとはバカさ加減が減った気がします。数学できるし。
山中さん:ちょっと頼れる部分が見えましたね。
興津さん:あ、こいつただのバカじゃねえな、と思う瞬間があったので、個人的にはバカじゃなくて
良かったと思いました。
武内さん:瑛生にケンカ売ってるの?
一同:(笑)
興津さん:どうしたんですか? 「僕頑張る」って言ってましたよね。
武内さん:「俺、頑張る」。
興津さん:頑張れって思いました。瑛生さん可愛いって思いました。以上です。浮気もしてないし、リバもしてません、僕は。
真っ直ぐです。
山中さん:(苦笑)
興津さん:太郎さんは真っ直ぐ生きています。まだ。
武内さん:まだ……。

武内さん:前回の『純愛えろ期』では不良とケンカし。
福島さん:したね。
興津さん:そうだ。
武内さん:さと……し?
福島さん:合っちゃったよ。
山中さん:(笑)
福島さん:間違い損ねたね。
武内さん:聡史と色々あって感情を迸らせるようなシーンもあったりしたんですが。
福島さん:あったあった。
武内さん:「ぶって」って言ったり。
福島さん:ぶった。
武内さん:今回の『相愛』はですね、基本的には平和的でほのぼのとしていて尚且つリバっていうんですか?
(山中さんに)あ、なんかすいません、本当に。
山中さん:ああくそ(笑)。い、いや、そんな。
武内さん:念願のリバ、させていただきまして。
福島さん:念願だったんだ(笑)
武内さん:僕もですね、個人的にあまり攻めることがそんなにある方じゃないんで。いいですよね、攻めるって。
興津さん:いいですね、攻めるってね。いいですね。
武内さん:響きがまずいいですよね、「攻める」。「受ける」より「攻める」っていう。そんな素晴らしい体験を
させていただきました。そして福島さんが最初に演じられた……。
福島さん:うんうん。
武内さん:聡史の喘ぎ声っていうのが、まあ本当にねえ、素晴らしくて。
福島さん:(笑)
武内さん:これが収録されているかは、現時点ではちょっとわからないんですけど。
福島さん:されないよ。
武内さん:できれば特典として出していただければと、切に願っております。
興津さん:切に(笑)
武内さん:CDを聴いた皆さんの耳には何が一体残っているのかを、楽しみにさせていただきたいと思っています。
福島さん:テストのやつは惜しいですね。
一同:(苦笑)
福島さん:あれは記念にとっておきたいな。
武内さん:あ、リアルって。
福島さん:リアルにしようかと思って。
武内さん:聡史っぽかった。
福島さん:ちょっとリアルにしすぎちゃったんですね。
武内さん:野郎目線だとね。
福島さん:衝撃を表現したらね。
武内さん:革命ですよね。
興津さん:革命(笑)
福島さん:みんなが衝撃を受けちゃったってやつでね。
武内さん:ちょっと前衛的すぎたかなって。
山中さん:(笑)
福島さん:本当ですか。
興津さん:片仮名でいったらどんな感じだったんですか?
福島さん:オ゛オ゛って言いました。オ゛オ゛って。汚い声を出してしまいました。
一同:(笑)

福島さん:そんな聡史です。聡史くんは終始振り回されっぱなしなんですけど、エーちゃんが特別な場所にいて、
それを追いかけているのはやっぱり可愛いなと思いましたし、それを原動力に成長して行く姿を微笑ましく思いながら
演じさせていただきました。個人的には一緒に漫画を描きながらごっつんこしたシーンがとても好きです。
なんか距離が縮まったな、前作より更に仲良くなったなと感じた瞬間でした。


――6人の中で共感できるキャラ、なってみたいキャラは誰ですか?

武内さん:瑛生の姉ちゃんになりたい。あの図々しさを学びたい。
興津さん:そこ(笑)
福島さん:そこか。
山中さん:そこ(笑)
福島さん:6人のキャラって言われたのに。
武内さん:そっか、じゃあ考えておきます。
一同:(笑)
興津さん:長考に入りました(笑)

山中さん:充くんはありえる気がします。
興津さん:ありえる?
山中さん:一番共感できたかもしれないです。自分が演じているからというのもあるかも知れないですけど、
告白もできずにもやもやしてへたれているところとか、いなくなって気づく恋心ではないですけれど、そんな時にちょっとヤケになって
あっちこっちに……。
福島さん:そこ(笑)。そこに共感?
山中さん:いやいやいや。そういう気持ち? 寂しい気持ちを埋めたいってなっちゃう……うん、ごめんなさい。
一同:(笑)
興津さん:謝った。なんだよもう(笑)
山中さん:皆さんが全然共感している顔ではなかったので。
福島さん:(笑)
山中さん:周りの顔色を伺って、みんながそう思ってないとわかるとへたれちゃうようなところが、
充にもあるんじゃないかと。
興津さん:何を僕に目で訴えかけてるんですか。
山中さん:(笑)。だから、充です。どうですか、興津さん。

興津さん:面と向かって「デステニーじゃあ」って言ってみたいですよね。
山中さん:言ってみたい。
興津さん:たぶんバカにされるでしょうけど。
山中さん:(笑)
興津さん:「デステニーじゃあ」、「これが俺とお前のデステニーじゃあ」。
山中さん:そういう感覚を持っていらっしゃるんですか?
興津さん:「運命だね」をあえて「デステニー」に置き換えて、小粋なジョークにして照れを隠すみたいなね。
山中さん:なるほどね。
興津さん:でも太郎さんは小粋なジョークにしてないですけどね。本気ですけどね。僕は小粋なジョークにして、
ふられても傷つかないように。
山中さん:ああ、なるほど。
興津さん:「ジョークジョーク、ジョークだから。もう1杯飲む?」みたいな感じ。
山中さん:ちょっと自分を守っているわけですね。
福島さん:リアル。すごいリアル。
武内さん:あ、うん、あるんじゃない?
山中さん:(笑)
興津さん:「デステニー」使いたいですか?
福島さん:じゃあ使いましょう。使います。
興津さん:じゃあって(笑)。使ってどうなったか教えて下さい。

武内さん:すごく考えたんですけど、難しいですよね。
福島さん:(胸を叩いて)来いよ。
武内さん:(舌打ち)
興津さん:舌打ち(笑)
福島さん:おいおい、舌打ちするなよ。
武内さん:俺、聡史になりたい。
福島さん:マジで! 本当に!
武内さん:って答えればいいんですか?
福島さん:……うん……そう。
山中さん興津さん:(苦笑)
福島さん:どういうところに共感した?
武内さん:えっと……。
福島さん:どういうところに共感したのかな。
武内さん:例えば……えっと……ううん……。
福島さん:悩みすぎ。悩みすぎだよ。いいところあるじゃない、ほらほら。
武内さん:聡史はね、素直で真っ直ぐですよね。
福島さん:素直で真っ直ぐだね。
武内さん:別段そこに憧れはないですけど。
福島さん:ないのかい!
武内さん:難しいな。憧れてないもんな。
一同:(笑)
興津さん:言っちゃった。
武内さん:今のは冗談ですけどね。
福島さん:冗談だよね。
武内さん:え~と、共感……。
福島さん:共感できるところ、探し当てて。
武内さん:まああの、う~ん、ないっす。
福島さん:(苦笑)
武内さん:やっぱり難しいな、このやらせ。
福島さん:おいおいおい。
一同:(笑)
武内さん:人は自分にないものに憧れるわけじゃないですか。
福島さん:そうだね。
武内さん:そうすると、多少強引な面はありますけど、なんだかんだ言って引っ張ってくれる人が
いなくなってしまうと、やっぱり寂しくなるものですよね、太郎ちゃん。
興津さん:え?
武内さん:強引さは必要ですよね、やっぱり。
興津さん:押してダメなら引いてみなって。
武内さん:その機微をわかっていると言うか。
興津さん:ああ、太郎ちゃんと一番遠い言葉ですね。
一同:(笑)
武内さん:いや、あれは計算だと思いますよ。
興津さん:マジか。数学できちゃうからな。
武内さん:数学できることわかっちゃいましたもん。
興津さん:計算高いってことですからね。
武内さん:あの知性で、隠された。
興津さん:「普通の分数で解けるよ」。
武内さん:能ある鷹はってやつですよね。
福島さん:………。
武内さん:どうしたの、聡史?
福島さん:今ちょっと俺、話の流れが見えなくなってきた。
一同:(笑)
武内さん:いや、聡史もいいところあるよ。
福島さん:ありがとう。
武内さん:たぶん。大丈夫だよ。
福島さん:共感できるのは……。
武内さん:だから太郎ちゃん。
興津さん:ありがとうございます。
福島さん:なるほどね。
武内さん:あ、ごめん。聡史に共感ね。共感か。聡史にねえ。
興津さん:堂々巡り(苦笑)
福島さん:じゃあ太郎ちゃんで。
武内さん:太郎ちゃんは共感というより、自分にはないものを持っている人ということで、憧れに近いのかも知れないですね。
あそこまで強引になれたら、色々上手く行きそうだなと思います。聡史には、別に、憧れてません。

福島さん:聡的にはエーちゃんです。
武内さん:だろうね。
福島さん:エーちゃんの人柄がどうこうというのではなく、人生の色んな行動、指針を漫画で決めているのにめっちゃ共感しました。
武内さん:へ~。
福島さん:思い返してみれば、漫画で見た世界に憧れたり、こういう日常が起こらないかなとか、こういうワクワクすること
ないかなとか、こういうセリフを言ってみたいなとか、全部漫画がきっかけだったような気がします。とってもいいやり方だと思いますよ、
エーちゃんの漫画を参考にするの。
武内さん:なるほど。
福島さん:上手く行く行かないは別として、かっこいいと思います。
興津さん:大事なことは漫画が教えて。
福島さん:教えてくれます。

――リスナーさんへのメッセージをお願いします。

山中さん:『純愛えろ期』の続編、『相愛えろ期』がCD化されるのは、ひとえに応援して下さっている皆さまのお陰です。
本当にありがとうございます。ぜひ『純愛えろ期』を聴いて予習してから『相愛えろ期』も楽しんでいただけたら嬉しく思います。
よろしくお願いします。

興津さん:えろ期です。間違いないです。次回『絶対えろ期』でお会いしましょう。ありがとうございました。

武内さん:『絶対えろ期』発売決定のようです。
福島さん:おめでとうございます(拍手)
武内さん:おめでとうございます。三部作になるんでしょうか、四部作、五部作、そこはちょっとわかりませんが、
まずはこの二作目『相愛えろ期』を楽しんでいただいて、次回作にも期待していただければいいんじゃないかなと思います。

福島さん:第二弾ということで、阿波弁の我らのこの習得率。
興津さん:スムーズでしたよね。
福島さん:みんなの恋愛が進んでいるとか、恋愛もお話も盛り上がってるとか、僕らも盛り上がっているとか、
いいことだらけだ。
山中さん興津さん:イェーイ!
福島さん:っていう素敵がいっぱい詰まったCDなっております。ぜひ楽しんでみて下さい。ありがとうございます。



後列左から 市ノ瀬章役 坂尾秀樹さん、沢井圭役 祐仙勇さん、章の友人役 竹田真人さん
前列左から 市ノ瀬恒役 阿部敦さん、岸竜平役 佐藤拓也さん


阿部 敦さん(市ノ瀬 恒役)、佐藤拓也さん(岸 竜平役)

――収録のご感想をお願いします。

阿部さん:前回と同じように阿波弁に苦戦しつつやらせていただきました。前回を引き継ぎつつも、
その後みたいなものも描かれていて、新たな問題が出てきたり、より絆が深まったりしているので、そういった部分を
表現できていればいいなと思っています。

佐藤さん:原作を読んだ時から、岸くんはなんて可愛いんだと思っていました。なかなかこんなに繊細で優しい子を
やることもなく、新鮮で、非常に収録を楽しませていただきました。お国言葉が作品のあったかさをより際立たせているなと
原作を読んで思いましたので、そこも大事にやらせていただいたつもりでございます。

――演じたキャラクターのご感想をお願いします。

阿部さん:たぶん恒ちゃんは外見的には可愛い担当だと思うんですけど、内面的には押せ押せと言うか、イケイケな方なので、
引っ張って行く立場にありながら結構嫉妬深かったり、そういう性格が故にちょっと一人で空回りしていまう岸とは、
バランス的にはいいカップルだと思います。やっぱりちゃんと話をしないとダメなんだというコミュニケーションの基本みたいなものが
詰まったカップルでした。

佐藤さん:六人の中では比較的体格のいい、ぱっと見頼りがいのある男の子だな、なんて最初に見て思ったんですけど、
その実、恒ちゃんには本当のことがなかなか言えないくらいシャイな子で、そんな彼だからきっと恒ちゃんと合っているのかなと思いました。
今のところ恒ちゃんに引っ張ってもらっているところが多いので、ちょっと強気なところとか、男っぽいところも今後見てみたいな、
なんて思わせるキャラだったと思います。


――6人の中で共感できるキャラ、なってみたいキャラは誰ですか?

佐藤さん:僕は岸くん一択ですね。
――恒ちゃんは?
佐藤さん:恒ちゃんには憧れるんですけど、一番共感しちゃうのは、伝えたいことをいざという時まで言えない岸くんです。
自分の中で悶々と考えて、完結させてしまって、その後も引きずってしまうようなところにすごく共感してしまうので、
岸くんが気になっちゃいます。
阿部さん:なるほど。

阿部さん:俺は太郎タイプかも知れないですねえ。ああいう風にグダグダ甘えるのは割と好きかも、みたいな感じもありつつ。
きちっとしているキャラが多い中で、一人だけ飄々としているというか、独自のペースを守っている感じがして、俺もどうやら
そんなタイプらしいんですよね。
佐藤さん:うん。
阿部さん:人に言わせると。
佐藤さん:(力強く)うん。
阿部さん:なのでたぶん太郎なんじゃないかなと思います。
佐藤さん:うん(笑)

――リスナーさんへのメッセージをお願いします。

阿部さん:今回『相愛えろ期』と「純愛」から「相愛」に題名も変わり、パワーアップしたと言っていいんですかね。
でも相愛が故に色々新たに起こる問題も、前作を踏まえたものなので、前作を聴いてから今作を聴いていただけると、
より面白くなるのかなと思います。あとはちょっと疲れた時に聴くと、楽しい気分になるんじゃないかなと。
それくらい男子高校生感が詰まっている作品です。

佐藤さん:今回岸くん役を事務所の同期の樋口(智透)くんがちょっと体調が悪くて、引き継がせていただきました。
彼が大事にしていた役を、僕もその心を引き継ぎつつ、大事に大事にやらせていただきました。
収録は非常に楽しいものでございましたので、前作の雰囲気を僕なりに引き継ぎつつ、且つ僕なりの岸くんをやらせていただきましたので、
楽しんでいただけたら嬉しく思います。

「原作ファンへのメッセージ」は雑誌「BOY'Sピアス 」(マガジン・マガジン)に掲載!




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