『生意気ヒエラルキー』キャストインタビュー


後列左から 土田玲央さん、森 千晃さん、服部想之介さん、山下まみさん、德石勝大さん
前列左から 嘉島 唯役 江口拓也さん、大河原光希役 島﨑信長さん


――収録のご感想

江口さん:原作も読ませていただいて、すごく繊細でキレイな絵だったので、それに合う感じを色々と想像しながらやりました。
(シナリオの)途中は原作には載っていないものが多かったので、新しい発見もしつつ収録できて楽しかったです。

島﨑さん:(シナリオの)時系列は前後していましたが、中学生時代の出会いから、大学生になって、付き合って、
しかも付き合ってからのその後まで順を追って積み重ねている内容だったので、家で台本をチェックして練習していく中で、
どんどんみっきーへの理解が深まっていきました。元々僕はこういう執着心のある人間がすごく好きで、表現し甲斐があるなと思っていて。
しかも今回はその執着心が誰かを害するものではなく、純粋に相手のことをとにかく好きで仕方ないという前向きな愛故のものだったので、
演じていて楽しかったし気持ちよかったです。相手も関係性の深い江口だったし(笑)
江口さん:(笑)
島﨑さん:やればやる程馴染んでくると言うか、原作を読めば読む程、シナリオを読めば読む程、そして演じれば演じる程、
役と作品が好きになる。そんな内容でした。

――演じたキャラとご自身で似ているところは?

江口さん:自由な感じのところは似ているんじゃないかなと思います。
島﨑さん:(笑)

島﨑さん:興味のあることに対してはすごく執着するのに、あんまり興味のないことはどうでもいい、そこの切り替えとか
思いの焦点の当て方がわかりやすいところは、ちょっと似ていて共感ができます。

――「江口さんと唯」、「島﨑さんとみっきー」で似ていると思うところは?

江口さん:攻なところが似てるかな。
島﨑さん:そうだね(笑)。相手によって変わるけど、僕達二人だとそうなるよね。
江口さん:なんか信長は攻な感じだよな(笑)
島﨑さん:そうだよ。
江口さん:(笑)

島﨑さん:拓也は雰囲気が似てましたね。
江口さん:(笑)
島﨑さん:なんか自由と言うか、だらしないというわけではないんですが……。
江口さん:それ、完全に電気代のことじゃないか。※1
島﨑さん:普通電気止められないもん(笑)
江口さん:うるさいな、忘れるんだよ(笑)
島﨑さん:お前らしくて良いと思う。
江口さん:(笑)
島﨑さん:唯もそういうところがあるけれど、その場で思いついたり、楽しいなと思うことを、あまりブレーキを掛けずに
一気にGO! ってできるところが、似てる気がします。後は唯の部屋の掃除もみっきーがマメにしてそうですよね。
これは完全に僕のイメージですが。(ひなこ先生に)合ってます?
――ひなこ先生:合ってます。
島﨑さん:でしょ! だからみっきーがいなかったら、部屋がすごく汚いんだろうねと思って。
――ひなこ先生:そうですね、だらしないから(笑)
島﨑さん:部屋が汚いところも似てるなって思います。な?
江口さん:まあな。汚いよな。
島﨑さん:汚いね。
江口さん:信長が僕の家に遊びに来た時も「汚いっ!」ってテンション上がってて。
島﨑さん:汚れてるわけじゃないんですが、すごく散らかってます。
――島﨑さんはみっきーのように片づけてくれますか?
江口さん:僕は自分で汚くするけれど、そこに人の手を加えられたくないタイプなんです。片づけられそうになると「やめて」って。
島﨑さん:よく「でもその散らかった中で、どこに何があるかなんとなくわかってるんだよ」
「片づけられると場所がわかんなくなるんだよ」と言う人がいるじゃないですか。そういうところもあるんじゃないですかね。
江口さん:そうそう。ダメだなとは思ってるけど、なかなか治らないよね。
島﨑さん:でもそういうところも込みで愛嬌というか、周りから愛されているところも唯と似てるんじゃないかと思います。
※1 詳しいエピソードはCD『生意気ヒエラルキー』収録のフリートークで



――リスナーさんへのメッセージ

江口さん:和気藹々と収録させていただきました。テンポもすごくいいので楽しんでいただけるんじゃないかと思います。
なにより原作が繊細でキレイな絵で物語を紡いでいるので、そちらと照らし合わせて聴いていただくことによって、
原作の絵の表情がこういう感じになるんだと、更に楽しめると思います。そういったところも含めて楽しんでいただけたら嬉しいです。

島﨑さん:すごくハートフルで、演じていて心が温かくなる素敵な作品でした。きっと聴いている方に元気をお届けできるような
ものになったんじゃないかな、なっていたらいいなと思います。原作をお好きな方には原作の素敵さを損なわない
ドラマCDになっていると思ってもらえたらいいなと思いますし、ドラマCDから聴かれた方にはぜひ原作も見ていただけると、
もっともっと『生意気ヒエラルキー』の世界を楽しんでいただけるんじゃないかと思います。みっきーは個人的にも
お気に入りポイントや共感ポイントが本当に多いキャラクターだったので、演じていて楽しかったし、お客さんとして
漫画を読んだりドラマを聴いていてもとても楽しかったです。ぜひ皆さんにも楽しんでいただけたら嬉しいです。ありがとうございました。



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