『妖しの箱庭に浮かぶ月』キャストインタビュー




後列左から 更夜マリ役 早水リサさん、生徒役 新 祐樹さん、生徒役 井之上 潤さん、冴羽役 佐藤 元さん、服部役 田所陽向さん、生徒役 福西勝也さん
前列左から 白妙役 立花慎之介さん、赤月役 小野友樹さん、結城朱里役 古川 慎さん、高林宗真役 阿部 敦さん、

――収録のご感想

小野さん:収録現場自体もすごく楽しかったですし、収録が始まったら一気にその場の空気が変わってストーリーに向き合い出す、オンとオフのさも心地よかったです。ボリュームもあったはずなのに、ストーリーに浸る時間が長かったからか、あっと言う間に終わった気がします。

古川さん:自分自身が隠し持っているもの、人と妖怪の絆や恋模様が描かれている作品です。それを結城の目線から追体験させていただけて、とても面白い収録でした。最終的に結城と赤月くんの二人は両想いになれてよかったなと思いますが、高林先生と白妙くんの方も今度どうなっていくのか、ちょっと楽しみです。


――演じたキャラクターのご感想

小野さん:赤月は自分の中に葛藤を抱えたキャラクターで、変身・変化へんげするシーンも出てくるのですが、蓋を開けてみれば結城先生と根源は同じ、近い思いを持っていたんだなというところもあって、似た者同士だからお互いに惹かれる部分があったのかなと感じました。

古川さん:結城はすごく臆病な部分がある人なんじゃないかと思っています。その臆病な部分というのは赤月くんも持っていて、服部先生も言っていたように、それとどう向き合うのかというのが、二人を成長させていくために必要な鍵でもありました。お互いが、傷を癒し合いながら、前に進むことのできる存在だったところがとてもよかったです。結城は母性があって、赤月くんはちょっと子供のようなところもあるので、不器用な二人ながらも、結城が赤月くんを優しく包み込んであげていれば、これからもっともっと素敵な出来事が起きていくんじゃないかと思います。
――赤月も結城に母性を感じましたか?
小野さん:随所にありました。心を許してからもそうなんですけど、そもそも赤月が結城先生に心を許すきっかけになったのは、なんとなく頼りたい部分や甘えたい部分があったからなのかなと。結城先生が初めてマーキングをした相手なのも、本能がそうさえたのかなというのを感じます。

――リスナーさんへのメッセージ

小野さん:原作からご存知の皆様、お待たせしました。赤月を僕がやらせていただいて、結城先生をまこっちゃんがやる。このコンビでお届けできることを嬉しく思います。収録自体は笑いの絶えない楽しいものでしたが、ドラマCD本編は、ストーリーの魅力を伝えられるように、僕らなりに精一杯頑張らせていただきました。楽しみにしていただけると嬉しいです。

古川さん:音声だけでは、作品の全てを伝えるにはどうしても限界がありますが、それでも少しでも多くの魅力が伝わるようにと考えお芝居をさせていただきました。原作と一緒に楽しんでいただければ、視覚的な情報も加わってもっともっとこの世界に没入することができるのかな、と思っております。皆様の楽しみ方で、何度も何度も繰り返し聴いていただけるとありがたいです。発売をお楽しみに。