『嫌いじゃないけど人間てコワイ!!』キャストインタビュー


「サッカー部の場合」野上 翔さん(斎木万里役)吉野裕行さん(入間良太役)
「電脳部の場合」古川 慎さん(溝島はるか役)熊谷健太郎さん(磯又頼友役)
「帰宅部アルビノくんの場合」河西健吾さん(臼井 譲役)阿座上洋平さん(蒼谷英人役)林勇さん(篠崎孝司役)


「帰宅部アルビノくんの場合」河西健吾さん(臼井 譲役)阿座上洋平さん(蒼谷英人役)林勇さん(篠崎孝司役)


後列左から 篠崎の友人役 松浦義之さん、保健の先生役 土田玲央さん、松下アサヒ役 永野由祐さん、松下ユウヒ役 井上雄貴さん
前列左から 篠崎孝司役 林 勇さん、臼井 譲役 河西健吾さん、蒼谷英人役 阿座上洋平さん

――収録のご感想をお願いします

河西さん:淫魔は僕の中ではどちらかというとSっ気があるイメージだったので、人間をたらしこんで骨抜きにしちゃうんじゃないかなと思いながら原作を読んでいたら、意外と弱々しい受けで、そこが新しいと感じました。始まったらいきなりプレイで、なかなか他の作品にはないなと思って、そこが僕の中でちょっとツボでした。すごく面白かったです。

阿座上さん:「収録どうでしたか?」と聞かれても、逆に僕が「お芝居どうでしたか?」と聞きたい気持ちでいっぱいです。
林さん:(メインは)初めてだったんですもんね。
阿座上さん:そうなんです。フリートークでも言っているんですけど、初めてのメインな上に攻めをやらせていただくということで……。
河西さん:(笑)
阿座上さん:そもそもBLの現場も数える程しかなくて、どういう風に収録していくんだろうとか、共演自体が初めての方ばかりだったので不安と緊張でいっぱいでした。でも河西さんも林さんもすごく僕を助けて下さって、明るい雰囲気づくりをしていただいたので、やりやすくて楽しかったです!

林さん:まず淫魔と人間が共存する独特な世界観がすごく面白かったです。僕自身もBLは何作か出させていただいているんですが、実は攻めのポジションが初めての経験でして、そんなお役目をいただいて光栄でした。
河西さん阿座上さん:光栄に尽きます。

――演じたキャラクターのご感想をお願いします

河西さん:蒼谷くんは最初は淫魔を侍らせながら廊下を歩いていて、「今日はどうする~?」とキャッキャウフフみたいな感じだったので超チャラい奴かと思いきや、意外と純朴なところもありました。手慣れているのに自分の理性を抑えられない瞬間もあったりして、可愛い一面もあるキャラクターでしたね。篠崎くんは最初は不器用な人なのかなと思いきや、「お金取るんだ!」って。
林さん:酷い奴ですよね。
阿座上さん:酷い。
河西さん:(作中よりも)前に、本当に篠崎が要求していたのか、臼井から出していたのかはわからないですけど。でも終わってみれば篠崎は不器用なだけだったと感じられるところもあって。だから僕は篠崎くんの今後が気になります。
林さん:じゃあ蔓沢先生、篠崎の続編をよろしくお願いします。
河西さん阿座上さん:(笑)

阿座上さん:蒼谷くんを演じるのは楽しかったです。冒頭は淫魔的にはご飯を貰えて、自分も気持ちよくなって、Win-Win関係でみんなハッピーじゃん? と思っているようなキャラを意識して演じていました。そこから蒼谷は少しずつ臼井が気になり始めて、臼井は篠崎のものなのかという嫉妬に近い感情が生まれて、最終的に俺は臼井が好きだと気持ちにグラデーションがついていくので、プレイでも演じながら気持ちに合わせて喘ぎを変えてみました。僕の技術ではまだまだ表現しきれていないと思うんですけど、ちょっとずつ変わっていって、最後は二人とも愛し合って本当に幸せ!な感じのを出したつもりです。
河西さん:(笑)
阿座上さん:篠崎に対する蒼谷くんも演じていてすごく楽しかったです。「こんな顔させたことないでしょ」とか、最中に言っちゃうんだ! って。
林さん:自分自身が言われているみたいで、メンタルが崩壊しつつ……。
河西さん阿座上さん:(笑)
阿座上さん:力づくじゃなくて、おいでおいでってされた臼井が自分から行っちゃうくらいですからね。あれは屈辱ですよね。
林さん:そうだね。でも僕は属性Mなんで、ありがとうございます(笑)
河西さん阿座上さん:そっちだったんですか(笑)

林さん:しのちゃんはお金を取ったり、ちょっとバイオレンスなところもあるけど、根はピュアな奴なんですよ。
河西さん:うん。
林さん:だけどまだその自己表現が未熟で、なかなか素直に出せないところもあって。今回の経験を通して、きっともっと優しい奴に成長していくんだろうなと思います。しのちゃんがどんどんピュアな感情に目覚めていく描写も今後あったらいいなと思いましたね。
阿座上さん:おまけ(コミックスカバー下/CDトラック2-7「篠崎くんの場合」)はすごく可愛かったですもんね。本当に不器用だなって思って。
林さん:ねえ。



――共演してみてのご感想

阿座上さん:皆さんと初めましてでした。
林さん:河西くんとも?
河西さん:そうですね。
阿座上さん:どこかですれ違ってはいるんですよ。
河西さん:オーディションではもしかして会ってるかも。
林さん:(河西さんが)白すぎてわからなかった?(笑)
河西さん:アルビノみたいな(笑)
林さん:でも淫魔役にはぴったりだよね。
阿座上さん:本当に臼井役にぴったりでしたね。
河西さん:ありがたいです。
阿座上さん:初めましてだから僕はちょっと怖かったんですけど、先に「僕なんにもわからないんで全部教えて下さい」って伝えたら、色々優しく教えて下さって。
河西さん:僕も受けしかやったことなくて、攻めのノウハウみたいなものもわからないので、阿座上くんがやってくれたものに対して僕は全部乗っかっていきました。
阿座上さん:開幕が篠崎と臼井のシーンだったから、あれでとにかくちょっとでも盗もうと思って学んでいました。最初が僕らのシーンだったら、どうしたらいいんだろう……ってなってたかもしれないです。
林さん:そんな俺も攻めは初めてだったんだよ。
阿座上さん:(笑)

林さん:河西くんとはアニメの現場では何回かご一緒させていただいてます。イベントでも一緒だったりとか。初めて共演したのは外画なんだよね。
河西さん:そうですね。
林さん:ジャステ〇ン・ビーバーを俺がやらせてもらっていて、その時いたよね。
河西さん:いました。懐かしいですね。
林さん:だから結構前から知っているんですよね。アニメや外画でご一緒したことは何回もあるけど、BL作品では初共演で。で、やっぱりBLの現場ってなんか特殊じゃないですか。だから今まで共演した作品での感覚と今回とでは、イコールにならないところもありました。
阿座上さん:臼井が初めて初めてに挟まれて(笑)
河西さん:うわ~。
林さん:(河西さんに)大好きです。
阿座上さん:(河西さんに)大好きです。
河西さん:うわ~。
阿座上さん林さん:(笑)
林さん:どっちが良かった?(笑)
河西さん:どっちが……(笑)。そうですね、ガンガン来られるのも良かったですし、優しく手ほどきされるのも良かったので、1週間の内3:3くらいで1日休ませていただいて。
阿座上さん林さん:(笑)
林さん:返しが優秀(笑)。でも初めてBLで絡ませていただいて、とっても新鮮でしたね。
河西さん:そうですね。

――リスナーさんへのメッセージ

河西さん:原作は絵もきれいだし、僕も読んでいてすごく楽しかった作品で、それに声を当てさせていただけたのは光栄でした。なるべく原作ファンのイメージを壊していないように頑張りましたので、発売を心待ちにしていただければと思います。

阿座上さん:初陣ということですごく緊張しました。CDになった時に、ファンの方にはどういう風に聞こえてくるのだろうという不安があります。でも蒼谷くんの気持ちがどんどん変わっていくのは演じていて楽しかったですし、何より河西さんの臼井くんが可愛かったから、プレイの方も楽しませていただきました。
林さん:何かに目覚めちゃうかもね(笑)
阿座上さん:そうなったらこの作品のせいです(笑)。作品を読んで初陣にしてはなかなかハードル高いぞと思いながらも、みなさんの期待は超えてやるという気持ちで演じました。原作ファンの方にも気に入っていただけたらすごく嬉しいです。よろしくお願いします。

林さん:僕も原作を読ませていただいていて、すごく絵が魅力的で、臼井くんの可愛さ、蒼谷くんのセクシーさとキャラクターによってそれぞれの魅力が際立っていて、素敵な作品だなと思っていました。素敵なお役目をいただけたので、この世界観を壊さずに原作のファンの方にも楽しんでいただけるように注力して、体当たりで演じました。音声でもぜひ楽しんで下さい。今後しのちゃんのピュアな物語があることを願いつつ、僕も発売日を楽しみにしています。


「サッカー部の場合」野上 翔さん(斎木万里役)吉野裕行さん(入間良太役)


左から 入間良太役 吉野裕行さん、斎木万里役 野上 翔さん

――収録のご感想をお願いします

吉野さん:BLをやったのは久々かもしれない(笑)。続編はたまにやっていたけれど、新作は久しぶりにやりました。漫画からはコメディタッチの印象を受けていたので、ふざけた方がいいのかなと思いつつも、真面目に演じさせていただきました。

野上さん:吉野さんとお会いするのがたぶん2回目で、初めてお会いした時は僕はモブで参加させていただいた作品で掛け合いもなかったのが、今回は掛け合いでやらせていただいたのでとても緊張しました。でも楽しかったです。

――演じたキャラクターのご感想をお願いします

野上さん:こんなに積極的な受けは初めてだなと思いました。思いっ切りやらせていただきました(笑)
吉野さん:運動部の男の子はとにかく性欲を持て余しているらしいんですけど、って言うと世の中の運動部を敵に回してしまうか(笑)
野上さん:(笑)
吉野さん:でもそれくらいあった方がいいと思うんですよね。それより僕が気になったのは、格闘家が「試合前に出すと気力が」と言っているので、良太は試合前に出し過ぎじゃないかという心配が。
野上さん:そこは若さで(笑)
吉野さん:若いからすぐ回復すると思うけど、ちょっと心配でした。
野上さん:(笑)
吉野さん:プレイ内容がなかなかマニアックなキャラで、蔓沢先生の趣味なのかなって。
野上さん:なかなか変化球でしたよね。
吉野さん:学生なのにすごい知識だなと思いました。

――共演してみてのご感想

――最近BLCDは年齢差の大きい「年上の攻め」「年下の受け」作品より、攻めも受けも年齢が近い作品が多い分、役者も年齢の近い人達で共演することが増えてきました。今回は「キャラも役者も同年代」ではなかったのですが、共演してみてどうでしたか?
吉野さん:確かに以前は歳の離れたカップルの作品もあって、そんな年齢感でしたね。こうやって(キャラの年齢が)近くなった時は、今の若い子達がやるのかなと思っていたので、今回はちょっと特殊だったかもしれないですね。
野上さん:確かに共演するのは同年代が多いですね。
吉野さん:でも俺はだいたい後輩に抜かされていくんだよ。おじさん役できるよって言っても、俺より後輩が3年生やってて、俺は2年生。ショックですよね。
野上さん:(笑)
吉野さん:俺と同世代が監督役やってるのに、俺は1年生をやらせてもらっている作品もある。なので今回も、俺の世代で後輩と一緒に若いキャラをやらせてもらえるのは貴重かもなと思いました。
野上さん:僕は緊張しました。レギュラーでずっとご一緒させていただいて、とかとはまたちょっと違う状況なので、何か粗相があったらどうしようって。
吉野さん:普通に仕事してるだけなんだから、粗相はしないでしょ(笑)
野上さん:緊張しつつ、自分が観ていた作品に出ていらっしゃる方と共演できて嬉しいのもありつつ。一緒にやらせていただいて、カラミのシーンではこちらの息に合わせてくれる優しさを感じていました。
――先輩役者が相手だと、カラミで「今台本のどこやっているんだろう?」みたいに迷子になる不安も少ないですか?
吉野さん:でも俺も未だに迷子になりがちだよ。
野上さん:そうなんですか?
吉野さん:だってそんなに声出してエッチしないだろう、男の人は。外国人じゃないんだから。
野上さん:(笑)
吉野さん:そこがエンタメの難しいところですよね。いつも、どの芝居もそうですけど、求められているのはリアルじゃなくてリアリティでしょ。そこの分け方とか見せ方は、やっぱり難しいなって思いますね。
野上さん:リアルの塩梅加減とか。
吉野さん:本当に。難しいなって毎回思います。

――リスナーさんへのメッセージ

野上さん:先輩と演じられる貴重な機会をいただけてすごくありがたいです。すごくハッスルしている受け役を、楽しく全力でやらせていただきました。楽しんでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!

吉野さん:3組あるそれぞれが、部活も違うしキャラクター性もだいぶ違うと思うので、全部を楽しんでいただけると嬉しいなと思います。


「電脳部の場合」古川 慎さん(溝島はるか役)熊谷健太郎さん(磯又頼友役)


後列左から 渡辺役 石谷春貴さん、水代役 堀江 瞬さん、森野役 廣瀬大介さん、購買の店員役 住谷哲栄さん
前列左から 溝島はるか役 古川 慎さん、磯又頼友役 熊谷健太郎さん

――収録のご感想をお願いします

古川さん:今回の作品『嫌いじゃないけど人間てコワイ!!』はファンタジックな内容で、“淫魔”と呼ばれる、人ではない種族が普通に存在している世界のお話でした。溝島くんは淫魔で性に奔放なところもあり、その設定ながらのコメディ、シリアスなポイントがあって、今までになかった役作りができたんじゃないかと思っています。僕は結構コメディが好きなので、愛のある恋愛ドラマとコメディが上手く混じり合っているお話は、演じていて大変楽しかったです。そして今回は一緒に収録したキャストの皆さんや、スタッフさんにも助けられたところが多く、最後まで完走できて良かったです(笑)
熊谷さん:(笑)

熊谷さん:淫魔と人間が当たり前に共存している世界で、性的なこともスポーツチックにオープンだし、淫魔にとっては食事と同義の生活の一部という、なかなか出会ったことのない設定の作品でした。陰な方向に行かないコメディタッチの作品だったので、スタジオの中も男子部室のような明るく楽しい雰囲気で、キャスト同士の会話であったり、スタッフさんとのやり取りであったりにも作品の明るさが作用して、いい空気感の中で収録を終えられたので楽しかったです。

――演じたキャラクターのご感想をお願いします

古川さん:溝島くんは最初、本当にキャラ作りがわからなかったです、実は(笑)
熊谷さん:(笑)
古川さん:性に奔放で、体育会系にちょっとした忌諱感を持っていて、それ以外はそこまで深刻に物事を考えていないというか、基本的に基準が摂取することに偏っている人なんだろうと思って享楽的な方向に作ってみたら、それがなぜか体育会系に聞こえると……。
熊谷さん:(笑)
古川さん:その時に(音響監督から)言われたのが「もっと文化系のビッチにして下さい」。文化系のビッチって何!?
熊谷さん:すごい強いワードですよね(笑)
古川さん:最終的に「時折壇〇です」って言われて、時折〇蜜は僕できないよ……って。
熊谷さん:(爆笑)
古川さん:さっき助けられて完走できて良かったと言ったのは、そういう時にみんなが笑ってくれたからだったんです。壇〇に寄せていった結果は、本編を聴いて下さい。フリートークでも自己申告しましたが、僕はどうやっても壇〇にはならないんです、なぜなら性別の壁を超えられないから。だからちょっと変えてミッ〇・マングローブさんならなんとかできるのかなって。
熊谷さん:(笑)
古川さん:ミッツ・マ〇グローブさんが容易い存在というわけではないんですけど、僕が近しい音域を出せるのはこの辺りなんじゃないかと。溝島くん自体は今までの生活が摂取ありきで、そこを下敷きに物事を考えているから享楽的な部分があるという解釈は、そんなに外してはいないと思っていました。そんな彼が、囲っていた電脳部の三人以外の、自分の過去と微妙に因縁があるような磯又とくっつくまでに、色々と翻弄されるんですよ。享楽的で物事を深刻に考えない人が翻弄される様が、作中ではすごくコメディタッチに描かれていて、そこが溝島くんを演じる上で楽しかったです。彼は悪人ではなく、自分の欲求にただ正直なだけで、僕自身もそういう素直なところがあるから、演じていて共感できる部分も多かったと思います。僕はパソコンオタクではないですけど、好きなものとか興味のあるものの話になると、話す速度が上がる(笑)
熊谷さん:あるある(笑)
古川さん:熊谷さんの頼友と掛け合いでやらせていただいたパソコンの会話では、頭の中で『シン・ゴ〇ラ』のティンパニが流れていました。

熊谷さん:セックスというものが当たり前で、貞操観念も違うこの世界観の中で、頼友はそれこそ部長とは真逆の珍しいタイプでした。まだ童貞だし、誰彼構わずというのもなく「一人だけ」で。独占欲がちょっと強いのは共感できるところです。後半の嫉妬心の向け方とか、その発散方法を見ていると部長が頼友に持った最初のイメージは、あながち間違っていなかったのではないかと思います。物理で解決しようとしたり、やり方によっては若干バイオレンスな方向に行きかけましたが、嫉妬心を隠さないところがなんか高校生ぽくって可愛いのかな。後は男性として、あえてこういう言い方をしますが「オスとして強い子」だなって。そこは聴いていただければなんとなくわかると思います。
古川さん:でっかいからね。
熊谷さん:でっかいし無制限だし。オスとして、生き物として、優秀な証拠です。
古川さん:これは大事なことですよね。いくらでも子孫を残す糧があるということですから。世が世なら彼が覇者です(笑)
熊谷さん:彼が救世主です(笑)。感情の起伏は大きくはない彼が感情を発露させる瞬間、ふと感情を漏らす瞬間には必ず部長がいて、部長のコメディチックなところ、エッチなところが頼友の心を動かしていったんだろうなと思います。破れ鍋に綴じ蓋じゃないですけど、精神的にも肉体的にもすごく相性のいい二人だなと思えて、楽しく頼友くんと向き合えました。
古川さん:羨ましいです。
熊谷さん:部長は難しいですよ。時折壇〇(笑)、文化系ビッチ(笑)
古川さん:そっちじゃない(笑)。強くて羨ましいなって。
熊谷さん:ああ、オスとして。
古川さん:強くなりたい。世界で一番強くなりたい。
熊谷さん:わかる。



――共演してみてのご感想

古川さん:熊谷くんとBL作品で相手役として共演するのは初めてでした。初めましての人と掛け合いをするのは手探りだったり、緊張することも多いんですけど、他の作品で何度かご一緒している熊谷くんだから何も問題ないだろうと、特に心配はしていなかったですね。むしろ熊谷くんに「よーし、任せた」って全投げするくらいの気持ちで。
熊谷さん:(笑)
古川さん:ただ、こうやってがっつりと掛け合いをするのは、これが初めてなんじゃないでしょうか。
熊谷さん:一対一でこれだけ掛け合いが多いのは初めてですね。
古川さん:一緒の現場になっても、役同士はほぼ喋らない。現場にはいても、出番はAパート、Bパートで別れていたり。
熊谷さん:確かに。
古川さん:そんな感じだったので、掛け合いをさせていただけて楽しかったです。

熊谷さん:僕も同じように古川さんだったら大丈夫だ、何も心配しなくていいやと思っていて、「古川さんに色々投げ込んで任せちゃお」くらいの気持ちで来ました。頼友は部長が投げてくれたものを受け取ってもあまり返すことがない、受け取ったまま考えるところが多くて、そういう部分のテンポ感がやりにくかったら申し訳ないなと思いつつ、個人的には楽しく、安心して掛け合いができたと思っています。
古川さん:この二人ってあまりちゃんとした会話はないんだよね。
熊谷さん:パソコンの話になったら急にハイスピードでぽんぽんぽんと会話することはあっても、日常で会話が続くタイプではなかった。
古川さん:会話じゃなくて、体の相性が良かったんでしょうね。
熊谷さん:「ぴったり合う」って言ってましたし。
古川さん:語らずとも合ってしまう体と心。
熊谷さん:そこがしっかり繋がったんだなと思います。

――リスナーさんへのメッセージ

古川さん:このCDのどこに誰が出ているかが書かれた香盤表を見た時に、こんなにボリュームたっぷりなドラマCDがあるのか!と驚きました。これだけの人数がいて、これだけの出演箇所があると、かなり情報量の多い作品になっているんじゃないかと思います。なんせ2枚組。昔のプレ〇テなら大作ソフトと言われているくらいの枚数です。DISC1を聴き終わってDISC2を聴いたら、またDISC1のあれが聴きたいなともう1回リピートしてしまうような、飽きることのない淫魔と人間の掛け合いになっていると思います。電脳部編だけでも、渡辺・森野・水代のあれが聴きたいというのもあるだろうし、あのシーンの淫魔がなかなかいいなと感じるところもあるかもしれない。ハートフルで、バラエティたっぷりボリュームたっぷりな内容になっています。これだけのカップルがいるんだから、今後またアフターストーリーとか何かあるでしょう。僕はあるような気がします。その時はまた溝島はるかとしてパソコンの蘊蓄を語らせていただければなと思っています。まずはこの大ボリュームCDを聴いて、思い切りお腹いっぱいにして下さい。

熊谷さん:古川さんが仰っていたように、2枚組大ボリュームの『嫌いじゃないけど人間てコワイ!!』CDです。個人的には、BLCDで初めてスタジオの中で後ろから他の人の複数のプレイを聴いたので、生で聴いていたものがCDになった時にはどういう風に聴こえるのか、どういう臨場感があるのかというのが楽しみな部分でもあります。カップルごとに関係性も力関係も全く毛色が違っていて、色んな色が楽しめるCDになってくれているんじゃないかと思っています。お気に入りのカップルを見つけて、そこをたくさん聴いていただくのもよし、3カップルを繰り返し聴いていただくもよし。この先も聴きたいという皆さんのご要望があれば、もしかしたらコミックスカバー裏のテニス部の二人と電脳部の三人衆の物語が聴けたりするかもしれません。ぜひぜひ楽しんでいただいて、どんどん感想も送っていただければと思います。しっかり、しっぽり、隅々まで楽しんで下さい。