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『ワンコ系部下のしつけ方』
メインキャストインタビュー
 
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--キャラクターを演じる時に意識したポイントは?
 
伊東さん
中村草太という人間の危うさとか、まだアンバランスな部分があること意識して演じていました。
23歳で若くて体育会系、でも今回は後輩で最初から先輩が気になっているワンコだから明らかに年下キャラなのかと思えば、大人な部分があったり、落ち着いているところがあったり、わかっていてあえて先輩を試す部分があったりと、意外な面も随所に散りばめられているお話だったので、設定に振り回されすぎて、キャラクターとしての一本の芯みたいなものがぶれないようにしようと思いました。


白井さん
佐々木くんは明るいか暗いかと言われたら暗い方の人柄で、感情を出すタイプじゃないので、感情の変化をあまり差をつけすぎずにと意識していました。
最初は中村が苦手なタイプということもあって拒絶していたんですけど、仕事で一緒になったりしているうちにどんどん気持ちが傾いていって、最終的に自分も好きになって、気持ちを伝えて、というところまでの感情の流れが、穏やかな波のように徐々に緩やかに変わっていくようにと意識してやらせていただきました。
一気に変わらない分、難しいのかなと思いましたし、物語の中に身を投じていたら自然とそうなれたような気もして、これがどういう風に音声として皆さんに伝わるのかが楽しみです。
 
--言いたいことを言えない佐々木と、ストレートな中村。ご自身はどちらのタイプ?
 
伊東さん
僕は佐々木です。
完全に佐々木です(笑)
だから中村には憧れが強いですね。
こういう人間がひとりいたらいいんだろうなって。
みんな中村だとたぶん疲れちゃうんだろうけれど、ひとりは必要です。

白井さん
うん、確かにね。
僕も佐々木ですね。
ポイズン。

伊東さん
(笑)

白井さん
仕事では言いたいことを言っている方なんですけど、プライベートだと言いたいことを言えないというか、頭の中で考えすぎてしまって。
「これは今言うべきなのか」「いや、まだじゃないか」「どうやって伝えよう」「どうしよう」って考えているうちに、言うタイミングが終わっちゃうんですよね。

伊東さん
わかる!

白井さん
言うタイミングを逃してしまった結果、言えないタイプです。
佐々木くんもそういうシーンがありましたからね。

伊東さん
後藤さんとずるずると。

白井さん
先延ばしにするんですよ。
夏休みの宿題を先延ばしにするように。

伊東さん
よくない。

白井さん
やっぱり思った時にすぐ言わないとダメだなと思いました。

伊東さん
中村は真っ直ぐじゃないですか。
そこを窘められる部分もありましたけど。

白井さん
羨ましいですね。

伊東さん
彼は初恋だったということでいいんですかね? 明言してます?

白井さん
(千束るち先生に)どうですか?

――初恋です。(千束るち先生)

白井さん
初恋であれだけ恐れずに佐々木に向かっていけたのはすごい。

伊東さん
学生時代ももてただろうに、初めて好きになったのが佐々木ということなんですね。
幸せになって欲しいですね。

白井さん
そうですね。
二人ともね。
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