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『俺と上司の恋の話』 メインキャストインタビュー |
インタビュー 1 2 3 |
徳永親 役 興津さん 高梨智明 役 小野さん |
--収録・演じたキャラクターのご感想 |
小野さん: 高梨くんは自分の感情にすごく素直な部分があるのに、ナレーションではギャップがあったりしたので、徳永との関係性の中でそれをどういう風に演じようかなと思っていました。 興津さんが引っ張って下さった部分もあって、それに助けられつつ、素直に高梨を演じるとこができたかなと思います。 興津さん: 『俺と上司の恋の話』、誰が俺なのか。 徳永から見たら古谷さんが上司だし、高梨から見たら徳永が上司だし。 小野さん: このキャラクターの位置関係が、タイトルに掛かってそうですよね。 興津さん: そう。 一番上にいる社長がダンディでかっこ良かったですね。 とてもかっこ良かったです。 徳永は「自分がゲイだって言っちゃったよ!」と思ったところから始まって、周りがゲイじゃない環境の中でカミングアウトして生きていくのはどういう風になるんだろうと考えながら演じました。 こういう状況に置かれている作品にはあまり出会ったことがない気がします。 カミングアウトしても重森さんから「ひゅーひゅー」って言われて、兵藤さんからも吉田さんからも「ひゅーひゅー」って言われて、優しい会社で良かったな、なんて思います。 徳永さんは先輩なんだけれど、可愛いんですよ。 最初に可愛さを全面に押し出して演じたら「先輩だからもうちょっと先輩らしく」と言われて、先輩らしくしたら「ちょっと先輩過ぎる」と言われるこの微妙なラインを、網の目を掻い潜るかのように演じていきました。 原作コミックスを読んでいるとテンションが急に高くなったり、ギャグシーンもいっぱいあったので、こういうコミカルなシーンをどうしようかなと思っていたのですが、これはやり過ぎたかなというところも許してもらえたので嬉しかったです。 怒られたのは1か所だけでした。 小野さん: 「ダメ、絶対!」は怒られましたね。 興津さん: 「ノンケダメ、絶対…」を勢いに任せて言ってしまいまして、あ、これ違う、これはナナメグリ先生に怒られるって思いました。 (直前のセリフの)「ぎゃあああぁ!」の勢いのまま言ってしまいました(笑) 小野さん: 最後の方に徳永が高梨のことを「ウラがない」と言っているシーンがあったんですけど、彼なりの葛藤も作品の中には色々あったので、そこのバランスが。 興津さん: いつ惚れたんですか? 小野さん: (笑) 最初に自分の中で議論して、もう(台本の)5ページ目くらいで惚れちゃってるんじゃないかなという瞬間はありました。 興津さん: 早っ! 小野さん: 「張り合ってどうすんだオレ」という、どこかにそういう感情がないと出てこなかったりするセリフがあるのが6ページめです。 だからもかなり序盤に。 興津さん: (高梨は)案外適応能力が高かった。 小野さん: そこもまた良さでもあり、と思いながら演じさせていただきました。 |
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