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『犬も喰わない』 キャストインタビュー |
インタビュー 1 2 3 |
空木宏 役 立花さん 奥園修治 役 成田さん 山代誠之介 役 飛田さん |
--収録・演じたキャラクターのご感想 |
立花さん: BL作品は濡れ場のシーンが結構あったりするんですけど、そもそもそういうシーンが少なくて物語性でお話が進んでいて、普通なんだけどちょっと「あれ? おかしくない?」という不思議な感覚、猟奇的な何かが起こるわけじゃなくて、自然に何かがちょっとずつずれている面白さと怖さが合わさっているような作品だと思いました。 しかも年齢が、20代ではなくてもっと上の人達のお話だったのも、もう一つ作品の面白さだったのかなと思いながらやらせていただきました。 なかなか成田さんや飛田さんとBL作品でご一緒することがないので、お芝居の面でひじょうに勉強になった収録でした。 飛田さん: 僕も実は男子校の出身なんです。 立花さん: え、そうなんですか? 飛田さん: 中高男子校。 僕が鈍かっただけかも知れないですけど、別にそういう(同性愛的な)話は聞いたことがなかったです。 可愛い子がいるとみんなでぎゃーぎゃー騒ぐことはありましたけれど。 こういうなんでもない日常があって、そこからちょっと角度をずらして見るとこの作品のような世界があるのかなと。 このお話はみんなちゃんと暮らしているのに、妙に生活感がないんですよね。 山代さんにしてもどういう家で、どういう家族がいてという具体的な記述はないですし。 だけどちゃんと存在している。 絵と活字の、漫画の世界だと人によって色々と捉え方があって、そこが曖昧だけれど面白い部分で、それをセリフとして音声にすると果たしてどうなるのか、という思いがありました。 だからこれはもう現場に来て、空木くんや奥園さんと実際に会話してみないと全然わからないなと。 そういう意味ではすごく収録が楽しみでした。 収録はある程度キャラが決まったらすぐに本番という形で録るやり方ですけれども、何回テストしても、たぶんそのたびに違うニュアンスが出てきそうな、底が知れない、でもそれがリアルでもあるという楽しさがある現場でしたね。 成田さん: もうなにも語る必要がないね。 立花さん: 語って下さい(笑) 成田さん: お二方が言った通りだと思います。 飛田さん: なに言ってるんですか(笑) 成田さん: 僕も高校時代、男子校でした。 立花さん: 本当ですか? 合わせてるわけじゃなくて? 成田さん: 嘘ついてもしょうがない。 飛田さん: まあね(笑) 成田さん: 全く女っ気のない学校で、可愛い人なんていませんでした。 立花さん・飛田さん: (笑) 成田さん: どちらかと言うと女性に飢えたような学園生活でしたね。 (作品は)セリフに色んな意味や気持ちが入っていて、相手役の一言のセリフでこちらのセリフのニュアンスも変わっていくみたいな感じで、飛田さんも仰いましたけど、やってみたいとわからない面白さがありました。 立花くんともBLでは本当に久しぶりで新鮮だったし、飛田さんは懐の深い方なので、どういう風にくるのかなみたいな楽しみもあって、色んな意味で楽しめた作品だったと思います。 役の一つ一つに設定のような説明がなくて、表現の仕方が役者によって違ってくるから、余計に面白かったですね。 |
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