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『犬も喰わない』 キャストインタビュー |
インタビュー 1 2 3 |
--追う男(奥園)、追われる男(山代)、追う男を追う男(空木)の中で、ご自身がなるならどのポジションが良いですか? |
立花さん: 追う男ですかね。 追われるのは嫌だし。 飛田さん: (笑) 立花さん: 追われ続けて、目に見えないプレッシャーを感じながら日々過ごすのはどういう感じなんだろうと考えた時に、追う方が楽だなと思ったんですよ。 追う男を追う男も追ってはいるんですけど、二番煎じよりは一番初めに追いたいかな、と僕は思いました。 飛田さん: 僕はこういう追われ方なら追われる方ですね。 あくまで自分が主導権を握っている。 そうじゃない形で追われるのは……。 立花さん: 確かに(笑) 飛田さん: 追う男はある意味追っていることが幸せな部分もあるでしょうし、それを(追う男を追う男として)追うのは苦しいかなと思いますから、夢想するなら追われるのが主導権を握っている立場で楽しいと思いますね。 成田さん: 追われる男がいいかなと思います。 その方が楽かなと。 立花さん: 労力的な意味で(笑) 飛田さん 追うのは大変だからね。 成田さん: 追われている方が幸せという感じがしますね。 |
--ある程度年齢を重ねてから良さがわかったものは? |
立花さん: 奈良とか京都とか、今行くといいですよね。 修学旅行とかで日本の各地とか、色んな有名な所に行っても、結局学生時代はそういう古き良きものに大して興味もないので全然記憶に残っていないんですけど、大人になってから仕事で行ったりした時に、京都ってこんなに良かったんだなとか、古い町並みとか日本文化ってすごくいいなというのを改めて実感しました。 こういう日本の古き良きものが、歳を取ってから良くなってきたなと最近感じ始めました。 飛田さん: 古典的なもの、映画とかでも昔見た時はそれなりに感動はしてもあまりピンと来なかったものがわかるようになった、というのはあるし、逆にわからなくなった部分もありますね。 世間ではいいと言われているけれど、「なにがいいんだろう?」と思ったり。 実際に今10代の人がこの作品を読んだり聴いたりしてどんな感想を持つのか、全く想像できないし、僕の実年齢から読んだ感想とも、自分が10代の頃に持った感想とも全く違うかもしれないから、そういう意味では10代の人達の感想をすごく聞いてみたいですね。 自分の10代と、今現在の10代の人達との違いとか、そういうことを考えられるようになったというのは、ある程度自分が歳をとらないと感じられないことなのかなと思います。 成田さん: 子供の頃は、例えば桜とか富士山とかをあんまりきれいだとは感じなかったけれど、最近はすごくきれいだなと思ったり、感動しますね。 「ああ、日本の自然はいいんだな」ってね。 大人になって気づいたこともいっぱいありますよね。 若い頃は時間とか先が見えないからすごく焦っていたのが、大人になってくるとだいたい見えちゃうんですよね、先が。 読めちゃうんですよ。 それは寂しいことだけれど、逆になんか安心して、落ち着いて生きていけるんです。 そういうのが、大人になって良かったなと感じますね。 |
--リスナーさんへのメッセージ |
立花さん: ちょっと不思議な日常的な作品に仕上がっていますので、気負うことなくリラックスしてCDを聴いていただけると思います。 皆様の応援をいただければ、彩景先生ももっともっと続編を描いてくれると思いますので、『犬も喰わない』を応援していただけると嬉しいです。 よろしくお願いします。 飛田さん: 効果音や音楽が入ると、漫画から受けるイメージとはまた違った絵になってくると思います。 漫画では実際には喋っていても顔が描かれていなかった部分、空木くんなら空木くん、奥園さんなら奥園さんの表情が、聴いている皆さんの中で浮かぶような世界になっていたらすごく嬉しいなと思います。 成田さん: 一瞬の間とかが聴いている人にとって原作と近いのか遠いのかわからないけれども、そういう部分も楽しんでもらえる要素になっているドラマCDになった気がします。 色んな説明が多い作品とはちょっと違って、聴く人によって色んな楽しみ方がある中で、原作と上手く重なり合っていけたら嬉しいですね。 まだ色んなカップリングが出来上がりそうな要素もありますし、広がりもある気がするので、そういうところを期待してくれると彩景先生もアイディアが湧いてきて次に繋がるのじゃないかと密かに思っております。 応援して下さい。 よろしくお願いします。 |
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