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『嫌いじゃないけど人間てコワイ!!』
「電脳部の場合」キャストインタビュー
 
野上翔さん(斎木万里 役)、吉野裕行さん(入間良太 役)
古川慎さん(溝島はるか 役)、熊谷健太郎さん(磯又頼友 役)
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河西健吾さん(臼井譲 役)、阿座上洋平さん(蒼谷英人 役)、林勇さん(篠崎孝司 役)
 
--収録のご感想
 
古川さん
今回の作品『嫌いじゃないけど人間てコワイ!!』はファンタジックな内容で、“淫魔”と呼ばれる、人ではない種族が普通に存在している世界のお話でした。
溝島くんは淫魔で性に奔放なところもあり、その設定ながらのコメディ、シリアスなポイントがあって、今までになかった役作りができたんじゃないかと思っています。
僕は結構コメディが好きなので、愛のある恋愛ドラマとコメディが上手く混じり合っているお話は、演じていて大変楽しかったです。
そして今回は一緒に収録したキャストの皆さんや、スタッフさんにも助けられたところが多く、最後まで完走できて良かったです(笑)

熊谷さん
(笑)


熊谷さん
淫魔と人間が当たり前に共存している世界で、性的なこともスポーツチックにオープンだし、淫魔にとっては食事と同義の生活の一部という、なかなか出会ったことのない設定の作品でした。
陰な方向に行かないコメディタッチの作品だったので、スタジオの中も男子部室のような明るく楽しい雰囲気で、キャスト同士の会話であったり、スタッフさんとのやり取りであったりにも作品の明るさが作用して、いい空気感の中で収録を終えられたので楽しかったです。
 
--演じたキャラクターのご感想
 
古川さん
溝島くんは最初、本当にキャラ作りがわからなかったです、実は(笑)

熊谷さん
(笑)

古川さん
性に奔放で、体育会系にちょっとした忌諱感を持っていて、それ以外はそこまで深刻に物事を考えていないというか、基本的に基準が摂取することに偏っている人なんだろうと思って享楽的な方向に作ってみたら、それがなぜか体育会系に聞こえると……。

熊谷さん
(笑)

古川さん
その時に(音響監督から)言われたのが「もっと文化系のビッチにして下さい」。
文化系のビッチって何!?

熊谷さん
すごい強いワードですよね(笑)

古川さん
最終的に「時折壇〇です」って言われて、時折〇蜜は僕できないよ……って。

熊谷さん
(爆笑)

古川さん
さっき助けられて完走できて良かったと言ったのは、そういう時にみんなが笑ってくれたからだったんです。
壇〇に寄せていった結果は、本編を聴いて下さい。
フリートークでも自己申告しましたが、僕はどうやっても壇〇にはならないんです、なぜなら性別の壁を超えられないから。
だからちょっと変えてミッ〇・マングローブさんならなんとかできるのかなって。

熊谷さん
(笑)

古川さん
ミッツ・マ〇グローブさんが容易い存在というわけではないんですけど、僕が近しい音域を出せるのはこの辺りなんじゃないかと。
溝島くん自体は今までの生活が摂取ありきで、そこを下敷きに物事を考えているから享楽的な部分があるという解釈は、そんなに外してはいないと思っていました。
そんな彼が、囲っていた電脳部の三人以外の、自分の過去と微妙に因縁があるような磯又とくっつくまでに、色々と翻弄されるんですよ。享楽的で物事を深刻に考えない人が翻弄される様が、作中ではすごくコメディタッチに描かれていて、そこが溝島くんを演じる上で楽しかったです。
彼は悪人ではなく、自分の欲求にただ正直なだけで、僕自身もそういう素直なところがあるから、演じていて共感できる部分も多かったと思います。
僕はパソコンオタクではないですけど、好きなものとか興味のあるものの話になると、話す速度が上がる(笑)

熊谷さん
あるある(笑)

古川さん
熊谷さんの頼友と掛け合いでやらせていただいたパソコンの会話では、頭の中で『シン・ゴ〇ラ』のティンパニが流れていました。
 
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野上翔さん(斎木万里 役)、吉野裕行さん(入間良太 役)
古川慎さん(溝島はるか 役)、熊谷健太郎さん(磯又頼友 役)
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河西健吾さん(臼井譲 役)、阿座上洋平さん(蒼谷英人 役)、林勇さん(篠崎孝司 役)
 
嫌いじゃないけど人間てコワイ!!
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