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『カッコウの夢』 メインキャストインタビュー |
インタビュー 1 2 3 4 5 |
--『カッコウの夢』を初めて読んだ時、どんなラストになると思いましたか? |
斉藤さん: 例えば煙草を吸ったりした時も、体が反応しちゃうという瀬野のもっともらしい嘘があったり、バランスが絶妙で、初読の場合本当にどちらかわからないですよね。 僕は割りと素直に読んで入れ替わりものだと思っていたので、後半のエピソードが効きました。 そしてちょっと暗い話が好きなので、バッドエンドになって欲しいと思いながら読み進めました(笑) 松岡さん: (笑) 斉藤さん: CD1枚目(第6話)の終わりでは、人格が本当に混ざり合っているという方向に行くのかと思っていました。 瀬野でも白島でもない、目の前にいる人を愛せるのかと思っていたら、瀬野が「本当に白島が好きなんだな。笑い止まんねえよ」みたいなことを言い出して……。 でもいい着地点を見い出せてよかったです。 松岡さん: 実はコミックスや台本が手元に来る前に結末を知っていました。 入れ替わりもので、最終的にこうなんだよ、ということだけを確か(斉藤さんと小林さんの)どちらかから聞いたんです。 小林さん: 俺かな……。 斉藤さん: 由々しき事態(笑) 松岡さん: 実際に原作を読んでいくと、結末をわかってはいても、上巻ではやっぱりこれは本当に入れ替わっているなと感じます。 ルバイヤートのところが決定的な打撃になって、名塚が「お前は本当に白島なのか」と言った時、ああ名塚が完全に落ちたなと。 斉藤さん: めっちゃ瀬野目線(笑) 瀬野は役者になれる。 小林さん: (笑) 斉藤さん: ルバイヤートの四行詩は、相当暗唱してたんでしょうね。 きっと一時期は瀬野の部屋の壁にも貼ってあって、どこに行ってもルバイヤート。 小林さん: すごいな。 それはもうストーカーの才能があるよ。 斉藤さん: ある意味そうでしょ、だってルバイヤートの使用用途が観察日記だからね。 松岡さん: (笑) 小林さん: 僕は名塚と同じです。 ルバイヤートの辺りで、「あ、マジだ」って。 斉藤さん: やっぱりルバイヤートの存在はでかいよね。 小林さん: なのでオチとしては、白島が目覚めたら人格が元に戻って、白島と名塚でラブラブしていくんだろうなとストレートに思っていました。 斉藤さん: 王道でいったら戻っても瀬野とだけど、中身が好きだったらそうなるね。 瀬野だけが悲しい話。 小林さん: そう。 でも裏ではセフレとして瀬野とも付き合い続ける。 斉藤さん: やばいね。 小林さん: グッドエンドなのかバッドエンドなのかわからない。 そして白島はその事実を知らない。 |
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