Interview

インタビュー

ハッピークソライフ

粕谷京太郎役 中島ヨシキさん 葛谷善行役 増田俊樹さん
後列左から:ヤジマ役 中村浩太郎さん、百合川役 柴田倫佳さん、社長役 利根健太朗さん、矢島獅子役 乃村健次さん、
前列左から:桜役 ゆきのさつきさん、粕谷京太郎役 中島ヨシキさん、葛谷善行役 増田俊樹さん、矢島牡丹役 阿澄佳奈さん
――収録のご感想
増田さん:収録、すごく楽しかったですね。
中島さん:楽しかったです。
増田さん:特典のトークCDでも話しているんですが、事前に原作を読ませていただいた時から「すごく面白い!」と。2人の恋模様が色々描かれているのかなと思っていたら、実はそこはひとつの要素でしかなくて、葛谷と粕谷の少年心とか、ひと夏の想い出みたいなものを垣間見せるような掛け合いも多くて、読んでいて楽しかったです。で、実際に収録が始まると、中島さんのアプローチがものすごく幅広くて(笑)
中島さん:いやいや(笑)
増田さん:カッコよく生き続けてきた人間がどん底に落ちた瞬間というのが、たぶん一番人間性がブレブレになるので、そこをしっかり表現されていて。
中島さん:(笑)
増田さん:僕も引っ張られるように、原作を読んで脳内に固まったイメージ像だけじゃなくて、周りのキャストと合わせて反射でしっかりやっていこうと思って収録に臨みました。
中島さん:これだけの方々と一緒に収録できたのは、ギャグテイストの作品にはありがたいことでした。掛け合いのテンポとかお互いの空気感から、収録中でも笑いを堪えるのが大変だった部分もいっぱいありましたし、思わず笑ってしまった部分もありました。原作の漫画を先に読ませていただいていたので、この漫画の面白さをどう自分の声で表現するのかというのを、すごく楽しみにしながら来た現場でした。
増田さん:うん。
中島さん:それが伝わっていたらいいなと思います。
左:粕谷京太郎役 中島ヨシキさん、右:田上役 蓮池龍三さん
――作品の好きなところ、おススメのシーンなどはありますか?
中島さん:漫画家さんってすごいなと思うのがコマの割り方で、この作品にはあえてコマを割らない表現もあるのかなと思っています。原作を読んでいて一番面白いなと思ったのは、ハッピークソライフが「クソライフになった……」。「そういうことか!」と思いましたね。カラスが「アホー」って飛んできて、うんちして、「クソライフになった……」。この伏線の回収が音になったらどんなテンポ感で表現されるのかが楽しみです。
増田さん:全体に面白い要素が散りばめられていて、一つには決められないですね。シーンではなく、はらだ先生の描くトリッキーな感情の動き方、場面の展開のさせ方が面白いです。レオくんが現れたら、いきなりみんな感情の振れ幅がMAXになる。「え……?」じゃなくて、もう「ギャー!」みたいな。
中島さん:(笑)
増田さん:そういうテンポ感も好きですし、中島さんが言ったようにコミックスならではの見切れとか、ページをめくった1コマ目に――。
中島さん:大ゴマが来たりとか!
増田さん:そうそう! そこにオチとかボケのコマがあったりして、読んでいてクスっとする部分でした。
――好きなシーンは?
増田さん:シーンは……(考え)……選べないな……。
中島さん:(笑)
増田さん:収録中に耐えられなかったのはレオのシーンですかね。スマキのシーンで「おまえ、誰」っていうあの一言が、ほんとに人間かな……って。
中島さん:(笑)
増田さん:粕谷早く逃げろよ、逃げないと死ぬぞ、デリートされるぞって言いたくなるような……。でもその後すぐ「でっかあ……」って。
中島さん「いいなあ~」ってなってましたからね。
増田さん:ツッコミが間に合わない(笑)。このシーンとデウスエクスマキナのシーンの2つは、シーンカット※1で終わった時に、僕は何を収録していたんだろうな……と霧に包まれたような状態になりました(笑)
中島さん:(笑)
増田さん:収録で楽しくなってしまったシーンでした。
※1 各シーン(トラック)ごとに区切ってアフレコしています
左:葛谷善行役 増田俊樹さん、右:変な石役 こおろぎさとみさん
――発売を待っている方々へのメッセージ
増田さん:原作を読んで読者さんが抱いた感情は、僕らとそんなに差がないんじゃないかなと思っています。BL作品としての楽しさ、コメディ要素の含まれた展開の読めない面白さを、読者さん達もたくさん感じていると思うんです。僕達もしっかりとそこを踏まえて演じました。何か試されているような気分で収録をしたので、CDを聴いて下さる方々がどんな反応をされるのか怖いです(笑)。感想をお待ちしております。
中島さん:ジャンルはBLですけど、幅広く色んな人に聴いていただいて、感想が聞きたいなと思った収録でした。原作をより面白く皆さんに伝えられるように、僕らも楽しんで収録させていただきました。ぜひたくさんの方にお手に取っていただいて、CDも続いていけばいいなと思っています。